【専門解説】ここだけは先に直したい!
リフォームの優先順位ベスト3
リフォームは「どこから手をつければいいの?」と迷われる方が非常に多いです。
見た目が気になっていても、実は 優先して直すべき場所 は別にある場合もあります。
今回は、実際の現場で多い相談内容をもとに、
リフォームの優先順位ベスト3 をわかりやすくまとめました。
これからリフォームを検討している方の参考になれば幸いです。
■ 第1位:水回り(キッチン・浴室・洗面・トイレ)
水回りは毎日使うため、
劣化スピードも早く、トラブルが大きくなりやすい部分 です。
▼こんな症状が出ていませんか?
- 水漏れ(シンク下・洗面台・トイレの根本など)
- 排水の流れが悪い
- カビ・汚れが落ちにくい
- 20年前後、一度も交換していない
水回りのトラブルは、放置すると
- 床下の腐食
- 壁や床材の傷み
- カビの発生
などへ広がり、工事が大掛かりになります。
「少し気になる」程度でも、最優先でチェックする価値があります。
■ 第2位:外壁・屋根(建物を守る“外側”の部分)
外壁や屋根は家全体を守る大切な部分。
ここが劣化すると 雨漏り・内部腐食・シロアリ被害 に発展するケースが多いです。
▼こんなサインが出たら要注意
- 小さなひび割れ
- 色あせ・チョーキング(触ると白い粉)
- シーリングの割れ
- 天井のシミ
特に、
「天井のシミが少し気になっていたが放置していたら、
大雨の日に“ボタボタ”落ちてきた…」
というご相談は毎年のようにあります。
外側の劣化は、
内部ではすでに雨水が進行しているサインでもある ため、
水回りの次に優先して点検するのが安心です。
■ 第3位:床・内装(住み心地・安全性に直結)
床のきしみや沈み、壁紙の劣化などは、
つい後回しにされがちな部分です。
しかし、放置すると…
▼床の場合
- 下地の劣化
- 床材の浮き
- 歩行時の安全性低下
▼壁紙の場合
- カビの繁殖
- 下地ボードの傷み
見た目以上に“構造”が傷んでいることがあるため、
気になる症状があれば早めに確認するのがおすすめです。
■ まとめ
リフォームは、
①水回り → ②外壁・屋根 → ③床・内装
の順で優先度が高い傾向にあります。
この3つに共通するのは、
- 放置すると工事が大きくなる
- 早めに対処すれば費用を抑えられる
- 小さなサインの段階で気付くことが大切
ということです。
「どこから手をつけるべき?」
「気になっている部分があるけど判断できない…」
そんな時はお気軽にご相談ください。
現場経験にもとづき、最適なタイミングをご提案します。
